カムリ

影の絶対王者

  • 直列4気筒 2,500cc+モーター
  • 車幅 1,840mm
  • セダン

かつてのカムリは日本国内向けの平凡なセダンだった。今でこそアメリカを中心にトップセールスを記録する化け物みたいな車だけど、その始まりはクーペボディのセリカ(の派生)であったことを知る人は少ない。かつては地味な車の代表としてカムリが取り上げられることもあった。

ちなみに同社のカローラは花冠、カムリは冠、クラウンは王冠からきている。トヨタの冠好きとアルファベットのCに対する拘り(当時はCで始まる車が多かった)は誰にも負けない!大丈夫!誰も真似しないから!ちなみにカムリの上級車種にウィンダムがいたがそちらも影が薄い。

そんな平凡なカムリに転機が訪れたのは2006年にフルモデルチェンジされた8代目カムリ。日本ではでかすぎて売れなかったウィンダムを吸収しカムリに統合…ウィンダムのユーザーにも選んでもらえるようカムリの高級化戦略が始まる。この時点でトヨタのFF最上級セダンになった。

ちなみにウィンダムを吸収した影響か、これまでのカムリとは思えないほどサイズが巨大化!そのサイズはトヨタ高級車のクラウンをも凌駕する大きさで、一時期アルファードよりもでかくなった。そう…この時点でカムリは日本のユーザーを捨て、アメリカ重視の車となったのだ。

ではハンドルを握るとどうか?残念ながら運転する楽しさは特にない。だけど基本設計にゆとりがあるせいか、走行安定性、燃費、移住性、遮音性、頑丈さ…これらがかなりの高次元でまとまっている。だからカムリさえ乗っていれば居心地が良すぎてあのアルファードでさえいらなく感じる。

新型はデザインに磨きがかかり、販売面でもちょこちょこ売れるようになった。かつてはカムリを街で見かける度に珍しさを感じていたものだが、今ではそんな記憶も懐かしい。販売台数に関してはレクサスでさえカムリの前ではゴミみたいなレベル(笑)当たり前だが…。

この車に販売台数で同じ土俵に立てるのはホンダのアコードとVWゴルフくらい。かつては地味だった車の代表格が、地道に改良を重ねて成長した今の姿は戦後復興後の日本経済と重なるものがある。そう…カムリはトヨタを代表する車種であると同時に日本を代表する車なのだ。

こんな人におすすめ

  • リアルに良い車が欲しい人
  • セダンでもゆったりしたい
  • セダンでも荷物をたくさん積みたい
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