ダウンサイジングって何?

エンジンを小型化して環境不可を低減させる

10年ほど前は大鑑巨砲主義みたく大きなエンジン、大排気量が高級車の象徴として認知されていました。それこそV型8気筒4,000ccのような一体どこで使うのか分からないほどの過剰性能が=(イコール)贅沢として捉えられていたのです。この傾向はバブルのあたりから強くなりました。

ようするに高級車が高級車たるものとして分かりやすい要素があったんですよね。逆に低排気量エンジンを積んだ車は庶民の足として大衆車的なポジションにいたのです。しかしこの流れも近年では変化が生じています。欧州で始まったダウンサイジングの流れが世界的に広がりつつあるのです(アメリカ除く)。

そもそもダウンサイジングとはこれまでの大排気量エンジンを見直し、低排気量エンジンにターボやスーパーチャージャーを搭載させることで大排気量エンジンに匹敵する出力を得ようというもの。エンジンが小さければ排気ガスも減るし燃費も良くなるから間接的に環境に優しくなるって考え方です。

現にVWのパサートなんて1,400ccがメインになっているし(かつては3,600ccモデルもあった)、メルセデスEクラスにすら2,000ccターボの設定があります。国産車で例えるならクラウンなんて良い例でしょうね。ただ本来の目的はコスト削減なんでしょうけど…。

確かにエンジンが小さければ環境負荷は減ると思いますが、それでも排気ガスが出る以上抜本的な対策ではなくただの(地球環境への)延命治療です。本気で環境負荷を考えるのなら全世界で電気自動車を主軸に生産するしかありません。しかしそれには多額の投資とコストがかかります。

それにダウンサイジングなら車本体の価格も下げることができますから、よりユーザーに届きやすい価格を設定することが可能です。ですのでどちらかと言うと高くて売れない大排気量を用意するよりも低排気量でコストを下げた方が利益に貢献すると言った意味が強いでしょう。

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