中期型こそ至高だったのに…
- 直列4気筒 2,200ccディーゼルターボ
- 車幅 1,840mm
- セダン
アテンザはマイナーチェンジを行う度にそのテイストを大きく変えてきた。前期型は「なんだこれ?コンセプトカーと全然違うじゃん!」、中期型は「ようやくコンセプトカーに近づいたかな…これぞ正統進化!」、そして後期型は「何これおもちゃ?」である。
中期型のカッコ良さに見慣れた人なら誰もが思うはず!変える必要あったのかって!おそらく新しくなったCX-5のニュアンスに近いものにしたかったんだろうけど、あれはCX-5だから似合うんであって全ての車に適用すれば良いわけではない。ロードスターなんてそうでしょ?
横から見ると一見躍動感のあるデザインをしているけど、よく観察すると躍動感を作るためにわざわざデザインを足している感じ。だからサイドからフロントにかけて彫りが途切れている部分に凄く違和感を感じるんだよね。なんかこうすればカッコ良く見えるかなみたいな。
まぁ車としてのポテンシャルが高いことは事実だろうけど、よっぽどマツダが好きかトヨタ嫌いかじゃない限り選ぶ動機にはなりにくいかな。価格帯を考えると選択して外れのないカムリや本格的なGT性能を誇るスカイラインも選べるくらいだからね。
唯一無二の特徴としてマツダお得意のディーゼルターボを搭載しているけど最近は下火傾向。そもそもディーゼルに有り余る魅力があるとするならトヨタやホンダだってすでに開発しているはず。だけどハイブリッドを主軸にするあたりはやっぱり理由があると思うんだよ。
あとこれはアテンザだけの話じゃなくて今のマツダ車全体に言えることなんだけど、かつてZOOM♪ZOOM♪を展開していた時期に比べると明らかに元気がないと思う。マツダを復活させるぞ!という勢いがいつの間にかスタバでドヤってるMacBookみたくなってるんですよ。
車はデザインだけでプレミアムにはなれない。フェラーリと聞けば誰もが高級スポーツカーだと認知するけど、マツダと聞いたらふつうに大衆車メーカーにしか聞こえない。だからもう少しアテンザは挑戦して良かったんじゃないかな。名前の通り注目を集める車じゃないとね(^o^)
こんな人におすすめ
- アテンザ自体が好き
- ラージセダンに乗りたい
- トヨタが嫌い